契約専門書籍レビュー
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オムリ・ベン=シャハーほか『その規約、読みますか?義務的情報開示の失敗』—規約同意のフィクションを放置する犯人は誰だ
本記事では、規約同意に依存する現代社会に疑問を呈する本『その規約、読みますか?』を紹介します。「リスクは開示した。それを読んで同意するかしないかはあなた次第だ」こうして利用者の自己責任に転嫁する態度は、有害なものにすらなりうると警告する著者。打開策はあるのでしょうか。
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大阪弁護士会『知的財産契約の実務 理論と書式』—伝説の知財実務書の凱旋
本記事では、2022年5月30日発行の新刊、大阪弁護士会『知的財産契約の実務 理論と書式』を紹介します。名著と言われながら絶版になっていた伝説の書が、満を持して15年ぶりの抜本改訂。期待以上のパワーアップを遂げていました。
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白石和泰ほか『プライバシーポリシー作成のポイント』—見よう見まねのプラポリ作りからの卒業
プライバシーポリシーの作成アドバイスだけに専門特化した、ユニークな書籍を紹介します。個人情報保護法等の法律を起点にした解説書とはまったく違い、プラポリ作成者が実務でつまずく疑問にストレートに答えます。
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明司雅弘ほか『クラウドサイン導入・活用ハンドブック』—法務パーソンが電子契約で作る新しい商慣習
本記事では、第一法規より出版された新刊『クラウドサイン導入・活用ハンドブック』を紹介します。クラウドサインを実際に導入した企業の法務責任者たちが、電子契約サービスの比較、選定、導入、定着にいたるプロセスのノウハウと経験談を自らの言葉でリアルに語り尽くす、ユーザーによるユーザーのためのクラウドサイン導入体験記です。
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経理のデジタル化と電子契約の税務—PwC税理士法人『電子帳簿保存法の制度と実務』
電子署名に課されていた法規制が次々撤廃されていく中で、最後の障壁としていま経理担当者を騒がせているのが、電子帳簿保存法との関係です。本書『電子帳簿保存法の制度と実務』は、税務専門家の立場から、電子契約導入を中心とする経理業務のデジタル化と税務上の注意点をまとめています。
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法改正でも変わらないIT契約の原理原則—伊藤雅浩ほか『ITビジネスの契約実務[第2版]』
この記事では、書籍『ITビジネスの契約実務[第2版]』をレビューします。民法・個人情報保護法・不正競争防止法・著作権法等が改正されても変わることのない、IT契約の原理原則を感得できます。
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ポジティブマインドで電子契約リスクを克服する—柴山吉報・高岸亘『経験者が語るQ&A電子契約導入・運用実務のすべて』
この記事では、書籍『経験者が語るQ&A電子契約導入・運用実務のすべて』をレビューします。電子契約導入プロセスで発生するリスクをポジティブに乗り越えようという前向きさが特徴です。
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緻密な規約同意管理が競争力の源泉に—崎村夏彦『デジタルアイデンティティー』
本記事では、書籍『デジタルアイデンティティー』を紹介します。日本企業がGAFAと伍して戦っていくためには、経営者自身がアイデンティティー管理の重要性を認識し、そのリスクポイントを検証・把握できるようになることが必要です。
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識別・認証・認可の違い—板倉征男・外川政夫『ネット社会と本人認証』
この記事では、書籍『ネット社会と本人認証』をレビューします。インターネット上の契約当事者が意図する相手かどうかを確かめる手段としての「本人認証」を、識別、認証、認可といったプロセスに細かく分けて解説する学術書です。
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初の公式ガイドブック『超図解 クラウドサイン入門』を出版します
日本能率協会マネジメントセンター様から、クラウドサイン初の公式ガイドブック『超図解 クラウドサイン入門』を、読みやすいボリュームとお求めいただきやすい価格で出版いたします。
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