契約専門書籍レビュー
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約款実務を判例ベースでマスターする —嶋寺基・細川慈子・小林直弥『約款の基本と実践』
広義の約款をシュアに概観する本がようやく登場。「利用規約本」では物足りなかった非Webサービスな読者層にとっては、待ちに待った内容です。
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経産省NDAひな形への挑戦状 —出澤総合法律事務所『実践!! 秘密保持契約書審査の実務』
「NDA(秘密保持契約書)の交渉なんて面倒。みんな経済産業省のひな形に統一すればラクになるのに」…こうした風潮に待ったをかける、緻密さを売りにするNDAの専門実務書が現れました。
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重要なのは書き方よりも進め方 —重冨貴光・酒匂景範・古庄俊哉『共同研究開発契約の法務』
企業が締結する様々な契約類型の中でも、特にトラブル発生確率が高い共同研究開発契約。その原因はどこにあり、法務として何をアドバイスすれば防げるのか。具体的なアイデアを授けてくれる実務書をご紹介します。
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能ある鷹は爪を隠す —滝琢磨・菅野邑斗『はじめてでもわかる売買契約書』
TMI総合法律事務所の弁護士らによる、売買契約書の攻略だけに的を絞った契約ガイド。非法務に的を絞りつつ、契約書上級者も納得の細やかさを備えた欲張りな本です。
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「押印」だけが信用されてきた背景と根拠 —秋山幹男ほか『コンメンタール民事訴訟法Ⅳ 第2版』
電子契約導入のリスクを正しく理解するための前提となる、押印・署名・電子署名の法的証拠力とその取扱いについて、もっとも体系的に整理された形で学べる本をご紹介します。
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条文・判例ベースが信頼獲得の近道 —阿部・井窪・片山法律事務所『契約書作成の実務と書式 第2版』
企業法務関係者から信頼を集める契約実務の「青本」が、収録契約類型を追加&債権法改正を反映し、「赤本」へと進化しました。
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マーキング義務の設定は必要か? —森本大介・石川智也・濱野敏彦『秘密保持契約の実務(第2版)』
企業が交わす契約書の中でも一二を争う流通量のNDA。その理論と実務を解説する数少ない専門書『秘密保持契約の実務』が、3年ぶりに改訂されました。
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英文契約条項集頼みからの卒業 —小高壽一・中本光彦『英文ライセンス契約実務マニュアル〔第3版〕』
知る人ぞ知る英文契約実務書が大改訂。新たな共著者を迎え、米国法理論を詳細かつ網羅的に学べる1冊として生まれ変わりました。
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「労務提供の業務委託契約化」時代に必要な発注企業としてのわきまえ—波光巖・横田直和『Q&A 業務委託・企業間取引における法律と実務』
芸能界のタレント契約における優越的地位の濫用が問題視される中、一般事業会社においても「労務提供の業務委託契約化」が拡大しています。令和の時代の業務委託契約書を起案するにあたり身につけておきたい、独禁法コンプライアンスのセンスを集中して養うための一冊です。
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投資契約の用語・仕組み・マナーを知る—小川周哉・竹内信紀ほか『スタートアップ投資ガイドブック』
大規模なM&Aよりも、オープンイノベーションの促進とキャピタルゲインを狙う純投資へ。空前のCVC設立ブームでこの潮流がますます強まる中、幅広い読者層をカバーする懇切丁寧な投資契約のガイドブックが満を持して登場しました。
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