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AIの活用方法

Zoomで議事録を作成する方法とおすすめのZoom対応議事録ツール5選を解説

Zoomを使った会議の議事録作成、スムーズに行えていますか?

リモートワークが一般化する中、オンライン会議の議事録作成はますます重要になっています。しかし、効率的に議事録を作成するのは意外と難しいものです。

この記事では、Zoomを活用して議事録を作成するためのベストプラクティスを紹介します。効率的な議事録作成の方法や、便利なツールの活用法を知ることで、会議の内容をしっかりと記録し、後からの確認や共有をスムーズに行えるようになります。

また、議事録作成における注意点や、セキュリティの観点からのポイントも押さえているので、この記事を参考に、Zoomでの議事録作成をより効果的に進めてみてください。

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Zoomで議事録を作成する4つの方法

Zoomを使った会議の議事録を自動で作成する方法としては、主に4つあります。

それぞれ詳しく解説します。

【4つの議事録作成方法のメリットデメリット比較】

メリット デメリット
Zoomの文字起こし機能を使う ✔️無料で利用できる ✔️設定が有効になっていない
と使えない場合がある
✔️文字起こしを議事録に編集
する手間がかかる
Zoom AI Companion
(ミーティング要約)を使う
✔️自動で文字起こしから
議事録作成までできる
✔️Zoomの有料アカウントが必要
✔️自社の議事録フォーマット
に合わない可能性がある
外部ツールと連携して
自動化する
✔️自社のニーズに合う議事録
を作成できる可能性がある
✔️Zoom以外のツールを使う
必要がある
✔️無料ツールでは機能が限ら
れている場合がある
クラウド/ローカル
レコーディングをもとに
手動・半自動で作成する
✔️無料プランでもできる
✔️音声・映像の全てを記録する
ため完全な発言記録を確保できる
✔️議事録作成に時間がかかる
✔️無料プランの場合、対応し
ているのはパソコンのみ
✔️ローカルレコーディングは
データ量が大きいため、
パソコンのハードディスク容量
を急速に圧迫する

① Zoomの文字起こし機能を使う

Zoomには、会議中の音声を自動で文字起こしする機能があります。会議後に文字起こしデータをダウンロードし、Chat GPTなどの生成AIを使って議事録として編集することが可能です。

ただし、利用するには設定が有効になっている必要があります。

1. 事前準備(ホストによる設定)

文字起こし機能を有効にするには、ミーティングのホスト(主催者)がZoom Webポータルで設定を行う必要があります。

  1. Zoom Webポータルにサインインします(ブラウザからアクセス)。
  2. 左側のメニューから「設定」をクリックします。
  3. 「ミーティング」タブに進み、「ミーティング内(詳細)」セクションまでスクロールします。
  4. 「自動字幕(ライブトランスクリプション)」をオンにします。
  5. 自動字幕をオンにすると、関連する「完全な文字起こし」と「字幕の保存」も自動的にオンになるか、個別にオンにできます。

2. ミーティング中の操作

  1. ミーティングを開始(または参加)します。
  2. 画面下部のツールバーから「字幕を表示」(または「詳細」→「字幕」)をクリックします。
  3. 表示された設定画面で「会話している言語」を「日本語」に設定します。
  4. 再度「字幕を表示」の隣にある「^」アイコンをクリックし、「全文の文字起こし表示」を選択します。
  5. 画面右側にリアルタイムで文字起こしがチャット形式で表示されます。

3. 文字起こしデータの保存

  1. 右側の文字起こしパネルの下部にある「文字起こしを保存」ボタンをクリックします。
  2. これにより、会議の文字起こしテキスト(TXTファイル)がPCのローカルフォルダに保存されます。

4. 生成AIを活用し議事録を作成

文字起こしデータを手元にダウンロードしたら、Chat GPTなどの生成AIを用いて議事録を作成します。

【議事録作成用プロンプトの一例】

あなたはプロフェッショナルな議事録作成者です。以下の[会議の概要]と[文字起こしデータ]に基づき、ビジネス文書としてすぐに共有できる正式な議事録を作成してください。特に、会議中の発言から**決定事項**と**次回までのアクションアイテム**を明確に抽出し、箇条書きで分かりやすく整理してください。

---

**【会議の概要】**
* **日付:** ⚪︎年⚪︎月⚪︎日
* **会議名:** 新規Webサイト制作プロジェクト 定例ミーティング
* **参加者:** 田中(営業部長)、佐藤(制作ディレクター)、鈴木(デザイナー)
* **目的:** デザインコンセプトの最終確認と次週タスクの決定

---

**【処理の指示】**
1. **トーン:** 丁寧なビジネス文書のトーンを使用すること。
2. **冗長な表現の削除:** 冗長な言い回し、相槌、フィラー(えーと、あのー)、挨拶、無関係な雑談はすべて省略すること。
3. **発言者の明記:** 誰が発言したかを明確にすること。

---

**【アウトプット形式】**
以下の構造で議事録を作成してください。

# 議事録:新規Webサイト制作プロジェクト 定例ミーティング (yyyy/mm/dd)

## 1. 決定事項
* (重要な決定事項を箇条書きで抽出)

## 2. 議論の要点(論点と結論)
* **デザインコンセプトについて:** [主要な論点と結論]
* **コンテンツ骨子について:** [主要な論点と結論]
* **進捗状況の確認:** [進捗に関する事実]

## 3. アクションアイテム(次回のタスク)
* **[担当者]:** [具体的なタスク内容] (期限: YYYY/MM/DD)
* **[担当者]:** [具体的なタスク内容] (期限: YYYY/MM/DD)

## 4. 次回ミーティング
* 日時:[未定の場合は「次回調整」と記載]
* 場所:Zoom

---

**【文字起こしデータ】**
[---ここにZoomからダウンロードしたフルトランスクリプトのテキストを貼り付けてください---]

活用における注意点

Zoomの無料アカウントで利用できる「フルトランスクリプト(全文の文字起こし)」機能は非常に便利ですが、いくつかの制約や条件により利用できない、または活用が難しいシーンが存在します。

特に注意すべき利用できないシーンと制限事項は以下の通りです。

利用できないシーン 具体例
機能が無効化されている場合 ・ホストが無効にしている
・アカウント管理者によって機能が制限されている
・アプリのバージョンが古い
・特定の地域や特殊な設定のアカウント
文字起こしデータの「保存」
に制限がある場合
・ホストが「参加者による文字起こしの保存を許可しない」設定にしている
機能の「精度」が大きく低下し、
実用が難しい場合
・音声環境が悪い
・複数人による同時発言
・専門用語、固有名詞が多い

音声環境が要因の場合は、高性能マイクを使う、静かな個室で会議に参加するといった対策が考えられます。

ホストやアカウント管理者の設定が要因の場合は、機能を有効化してもらうしか対策方法がありません。

対策が難しい場合は、この後に紹介する別の方法を検討しましょう。

②Zoom AI Companion(ミーティング要約)を使う

Zoom AI Companionは、AI技術を活用して会議の要約を自動生成する機能です。会議の録画・文字起こしデータから、AIが自動で要点やアクションアイテムを抽出した議事録のドラフトを作成できます。

この機能を利用できるのは、Zoom Workplaceの有料ライセンスユーザー(Pro、Business、Enterpriseなど)のみです。無料(Basic)アカウントでは利用できません。

以下に、管理者による事前設定から、ミーティング中の操作、そして結果の共有に至るまでの手順を解説します。

1. 事前準備:機能の有効化(ホストまたは管理者)

(1) Webポータルでの設定(必須)

ホスト自身またはアカウント管理者が、Zoom Webポータルで機能を有効にしておく必要があります。

  1. Zoom Webポータルにサインインし、「設定」または「アカウント設定」を開きます。
  2. 「AI Companion」タブに進みます。
  3. 「AI Companionによるミーティング要約」のトグルをオンにします。
  4. 【推奨設定】 オプションで「ミーティング開始時にミーティング要約を自動的にオンにする」にチェックを入れておくと、手動操作なしで要約が開始されます。
  5. 【共有設定】 「要約の自動共有の対象となるユーザー」で、要約を共有する範囲(例:ホストのみ、組織内の予定参加者全員、すべての予定参加者など)を設定します。

2. ミーティング中の操作(ホスト/共同ホストのみ)

ミーティング要約の開始・停止は、ホストまたは共同ホストの権限で行います。

(1) 要約の手動開始

事前設定で自動開始をオンにしていない場合、以下の手順で手動で開始します。

  1. Zoomデスクトップクライアントまたはモバイルアプリでミーティングを開始します。
  2. ミーティングツールバーの「AI Companion」(♦️アイコン)をクリックします。
  3. 表示されたパネル内で「要約を開始」を選択します。
  4. 要約が開始されると、参加者全員に「AI Companionがミーティングの要約を開始しました」という通知が表示されます。
  5. 停止する際は、再度「AI Companion」をクリックし、「要約を停止」を選択します。

(2) 参加者からのリクエスト

要約が開始されていない場合、参加者はホストに開始をリクエストできます。

  1. 参加者はツールバーの「AI Companion」をクリックします。
  2. 「ホストにAI Companionによるミーティング要約の開始を求める」といったプロンプトが表示されるので、「リクエストを送信」をクリックします。
  3. ホストがリクエストを許可すると、要約が開始されます。

3. 会議終了後のデータの確認と活用

ミーティングが終了すると、AIが要約の生成を開始します。

(1) 要約の確認方法

設定された共有方法に応じて、要約にアクセスできます。

  • メール: 事前設定でメール通知をオンにしている場合、要約が記載されたメールが届きます。
  • Zoom Webポータル:
    1.Zoom Webポータルにサインインします。
    2.左側のメニューの「AI Companionによるミーティング要約」をクリックします。
    3.「自分の要約」または「自分への共有」タブから、該当ミーティングの要約にアクセスできます。
  • Zoom Team Chat: ミーティングがチャットと連携している場合、グループチャット内に要約が自動投稿されます。

(2) データの活用と編集

  • 要約の編集権限を持つホストは、Webポータルで生成された要約を確認し、誤字脱字や専門用語の修正、文脈の調整を行うことができます。
  • 生成された要約は、決定事項、アクションアイテム(ToDo)などが構造化されているため、そのまま議事録のドラフトとして活用できます。
  • 要約を他のユーザーやアプリに共有することも、Webポータルから可能です。

Zoom Workplaceの有料ライセンスユーザーは積極的にAI Companionを活用すると良いでしょう。

活用における注意点

Zoomの有料アカウント(Pro、Business、Enterpriseなど)を所有している場合でも、AI Companion(ミーティング要約や質問機能)が利用できないケースは複数あります。

利用できないシーン 具体例
アカウント設定・管理によるもの ・アカウント管理者によって機能が無効化されている
・デフォルト設定のまま、有効化されていない
・ライセンスが不適合
技術的・環境的な問題 ・クライアントのバージョンが古い
・自分の有料Zoomアカウントにサインインせずに「ゲスト」
として参加している
地理的・法的な制限
(地域コンプライアンス)
・AI Companion機能は、一部の国や特定の地域でホストされている
アカウントには提供されていない
・医療や政府機関など、規制産業に属する一部の顧客については、
コンプライアンス(法令遵守)上の理由から機能が制限または
無効化されている場合がある

有料アカウントにもかかわらずAI Companionが使えない場合は、以下の順に確認してください。

  1. バージョン確認: Zoomデスクトップクライアントが最新バージョンであるか確認し、アップデートする。
  2. Webポータル設定確認(ホスト/個人): 自分のWebポータルの「設定」→「AI Companion」タブで、「ミーティング要約」がオンになっているか確認する。グレーアウトしている場合は管理者に連絡が必要。
  3. ライセンス確認: 自分が使おうとしている機能(例:通話要約)に必要な追加ライセンス(Zoom Phoneなど)があるか確認する。
  4. ミーティング中の操作確認: ホストとして、会議開始後に手動で「要約を開始」を正確にクリックしているか確認する。

AI Companionの利用が難しい場合、この後に紹介する外部ツールの連携を検討すると良いでしょう。

③ 外部ツールと連携して自動化する

Zoomと外部ツールを連携することで、議事録作成を自動化することができます。たとえば、NottaやRimo Voiceなどのツールは、Zoomの音声データを取り込み、リアルタイムで文字起こしを行います。これにより、会議終了後にすぐに議事録が完成します。

ただし、ツールによっては会議の文字起こしのみが無料で、議事録作成は有料となるツールもあります。その場合は「① Zoomの文字起こし機能を使う」と同様に、文字起こしデータを元にChat GPTなどの生成AIを使って議事録の作成を行う必要があります。

④クラウド/ローカルレコーディングをもとに手動・半自動で作成する

Zoomのクラウドまたはローカルレコーディング機能を利用して、会議を録画し、その後手動または半自動で議事録を作成する方法もあります。

録画データを見直しながら、重要な部分を抜粋して議事録を作成することで、より詳細で正確な記録が可能です。

レコーディング方法(クラウドかローカルか)によって、録画データの保存先や利用条件が異なりますので、それぞれの手順と議事録作成への活用方法を解説します。

1. 事前準備:レコーディング設定の確認

(1) 利用条件の確認(最重要)

項目 ローカルレコーディング クラウドレコーディング
必要なライセンス 無料(Basic)アカウントを含む
全プラン
で利用可能。
有料ライセンス(Pro、Business、
Enterpriseなど)が必須。
対応機器 PC(デスクトップクライアント)のみ。
モバイルアプリでは不可。
PC、モバイルアプリの両方で可能
保存先 ホストが使用するPCのローカルストレージ Zoomのクラウド

(2) ホストによる設定(クラウド利用時)

クラウドレコーディングを利用する場合、ホストはZoom Webポータルでレコーディング機能を有効にしておく必要があります。

  1. Zoom Webポータルにサインインし、「設定」を開きます。
  2. 「レコーディング」タブで「クラウドレコーディング」をオンにします。
  3. 詳細設定で、「アクティブスピーカー、ギャラリービュー、共有画面を別々にレコーディング」などのオプションを有効にすると、より詳細な記録データが得られます。

2. ミーティングの録画手順

ミーティングを開始した後、ツールバーの「レコーディング」ボタンをクリックし、保存先を選択します。

(1) ローカルレコーディングの手順

  1. ミーティングツールバーの「レコーディング」をクリックします。
  2. 「このコンピュータにレコーディング」を選択します。
  3. レコーディング中であることを示すアイコンが画面左上に表示されます。
  4. 会議終了後、録画データ(MP4ファイル)が自動的に変換され、PCのローカルフォルダに保存されます(デフォルトでは「ドキュメント」フォルダ内のZoomフォルダ)。

(2) クラウドレコーディングの手順

  1. ミーティングツールバーの「レコーディング」をクリックします。
  2. 「クラウドにレコーディング」を選択します。
  3. 録画データはZoomクラウドに保存されます。会議終了後、変換が完了するとホスト宛に通知メールが届きます。

3. 議事録作成のためのデータ活用(文字起こし)

Zoomの録画データを使って文字起こしを行い、議事録のテキストを作成します。

(1) 【最推奨】クラウドレコーディングと自動文字起こしの併用(有料)

クラウドレコーディングの最大のメリットは、録画と同時に「オーディオ文字起こし(トランスクリプト)」が生成される点です。

  1. Zoom Webポータルの「レコーディング」から、該当の録画データにアクセスします。
  2. 録画ファイル(MP4)に加えて、「オーディオトランスクリプト(VTTまたはTXTファイル)」が自動で作成されていることを確認し、ダウンロードします。
  3. このテキストファイルが議事録の一次ドラフトとなります。

(2) ローカルレコーディングデータの活用(無料/手動)

ローカルレコーディング(MP4/M4A)の場合、Zoomは自動で文字起こしを作成してくれませんが、以下の方法でテキスト化できます。

活用アイデア 手順
外部AIツールにアップロード NottaやRimo Voiceなど、無料枠やトライアル期間があるAI議事録ツールにMP4または
M4Aファイルをアップロードし、自動で文字起こしを作成させる。
無料の音声入力機能 録画ファイルを再生しながら、GoogleドキュメントやWordの音声入力機能を使って、
手動で文字起こしを行う。
外部の文字起こしサービス 専門性の高い会議の場合、文字起こし業者やSaaSサービスに音声ファイルを有料で
依頼する。

4. 議事録の作成

文字起こしデータを手元にダウンロードしたら、Chat GPTなどの生成AIを用いて議事録を作成することができます。以下に、プロンプトの一例を記載します。

【議事録作成用プロンプトの一例】

あなたはプロフェッショナルな議事録作成者です。以下の[会議の概要]と[文字起こしデータ]に基づき、ビジネス文書としてすぐに共有できる正式な議事録を作成してください。特に、会議中の発言から**決定事項**と**次回までのアクションアイテム**を明確に抽出し、箇条書きで分かりやすく整理してください。

---

**【会議の概要】**
* **日付:** ⚪︎年⚪︎月⚪︎日
* **会議名:** 新規Webサイト制作プロジェクト 定例ミーティング
* **参加者:** 田中(営業部長)、佐藤(制作ディレクター)、鈴木(デザイナー)
* **目的:** デザインコンセプトの最終確認と次週タスクの決定

---

**【処理の指示】**
1. **トーン:** 丁寧なビジネス文書のトーンを使用すること。
2. **冗長な表現の削除:** 冗長な言い回し、相槌、フィラー(えーと、あのー)、挨拶、無関係な雑談はすべて省略すること。
3. **発言者の明記:** 誰が発言したかを明確にすること。

---

**【アウトプット形式】**
以下の構造で議事録を作成してください。

# 議事録:新規Webサイト制作プロジェクト 定例ミーティング (yyyy/mm/dd)

## 1. 決定事項
* (重要な決定事項を箇条書きで抽出)

## 2. 議論の要点(論点と結論)
* **デザインコンセプトについて:** [主要な論点と結論]
* **コンテンツ骨子について:** [主要な論点と結論]
* **進捗状況の確認:** [進捗に関する事実]

## 3. アクションアイテム(次回のタスク)
* **[担当者]:** [具体的なタスク内容] (期限: YYYY/MM/DD)
* **[担当者]:** [具体的なタスク内容] (期限: YYYY/MM/DD)

## 4. 次回ミーティング
* 日時:[未定の場合は「次回調整」と記載]
* 場所:Zoom

---

**【文字起こしデータ】**
[---ここにZoomからダウンロードしたフルトランスクリプトのテキストを貼り付けてください---]

活用における注意点

Zoomのローカル/クラウドレコーディング機能を利用して議事録を作成する方法は、いくつかの重要な制約により活用できないケースがあります。

利用できないシーン 具体例
アカウント・ストレージ容量の問題 ・アカウント管理者によって機能が無効化されている
・割り当てられたストレージ容量を超過している場合、新しいレコーディング
が失敗することがある
ローカルレコーディングが利用できない場合 ・スマートフォンやタブレットからの参加
・ホストではない参加者で、ホストが録画を許可していない
議事録の品質が極端に低下する場合 ・参加者から録画や録音の許可を得られなかった
・音声品質が低かった
・会議が長時間にわたり、パソコンのディスク容量を圧迫したり、
会議終了後のデータ変換処理に時間がかかったり、変換エラーが発生したりする

また、録画データを文字起こしに変換し、その後、議事録を作成するという手間や時間がかかってしまうのもデメリットです。

より議事録作成を効率化したい場合は、次に紹介するようなツールの活用を検討してみてはいかがでしょう。

おすすめのZoom対応議事録ツール5選

この見出しでは、Zoomと連携して使えるおすすめの議事録ツールを5つご紹介します。

「会社のアカウントで文字起こし機能やAI Companionの利用制限がかかっている」
「文字起こしの精度を高めたい」

といった場合は、ぜひこれらのツールを活用することで、会議の内容を正確に記録し、後からの確認や共有が容易になります。

なお、各ツールには無料プランがありますが、それぞれタイプが異なります。このため、無料プランを継続して利用できる場合は「実用型」、期間などが限定されている場合は「お試し型」に分類しています。

【おすすめのZoom対応議事録ツール5選】

ツール名 無料プランの
タイプ
特徴・無料プランの制限
Notta 実用型
(継続利用可能)
✔️無料プランでも月120分文字起こし可能
✔️ただし無料プランで文字起こしできるのは1回3分まで
Rimo Voice お試し型
(期間限定)
✔️日本語特化で高精度
✔️無料トライアルで機能や精度をしっかりと評価したい場合に有用
toruno お試し型
(法人向け)
✔️リコー提供
✔️無料プランは法人契約前のトライアルの位置付け
スマート書記 お試し型
(法人向け)
✔️セキュリティを重視する法人向け
✔️機能や連携を本格的に評価するためのトライアルを実施
tl;dv 実用型
(継続利用可能)
✔️無料プランでも録画と文字起こし、AI要約が無制限で利用可能
LINE WORKS AiNote 実用型
(継続利用可能)
✔️1回あたり60分まで無料で文字起こし可能
✔️LINE WORKSとの連携が強み

Notta

画像引用元:Notta公式

Nottaは、リアルタイムで音声をテキストに変換することができるツールです。Zoomの音声を自動で文字起こしし、会議終了後すぐに議事録を確認することが可能です。Nottaは多言語対応しており、国際会議でも活用できます。さらに、テキストをクラウド上に保存し、後から簡単に検索できる機能も備えています。

ただし、無料プランについては文字起こしできるのは1回につき3分までと制限が厳しく、継続して無料プランで議事録作成をするのは難しそうです。Nottaの無料プランは、あくまで使い勝手を確認するためのプランと考えると良さそうです。

Rimo Voice

画像引用元:Rimo voice公式

Rimo Voiceは、AI技術を活用して音声を自動でテキスト化するツールです。Zoom会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、参加者全員が同時に議事録を閲覧することが可能です。このツールは、とくに会議中の重要なポイントをハイライトする機能があり、後からの確認が非常に便利です。

また、Rimo Voiceはセキュリティ面でも優れており、データの暗号化やアクセス制限を通じて情報を保護します。ユーザーは会議の録音データを安全に管理でき、必要に応じていつでもアクセス可能です。Rimo Voiceを利用することで、効率的かつ安全に議事録を作成することができます。

スマート書記

画像引用元:スマート書記公式

スマート書記は、日本語に特化した音声認識ツールで、Zoomの音声を自動で文字に変換します。このツールは、日本語の方言や専門用語に対する認識精度が高く、正確な議事録作成が可能です。また、音声データをクラウドに保存し、どこからでもアクセスできる点も魅力です。

さらに、スマート書記は、会議の進行に合わせてリアルタイムでテキストを更新する機能があります。これにより、会議中に議事録を確認しながら進めることができるため、参加者の理解を深めることができます。スマート書記を活用することで、日本語の会議をスムーズに進行させることができます。

tl;dv

画像引用元:tl;dv公式

tl;dvは、Zoom会議を録画しながら重要なポイントをハイライトするツールです。無料プランでも週40回まで無制限で会議の録画、文字起こしを利用できるので、無料でできる文字起こしツールを探している人におすすめです。

録画した会議を後から視聴する際に、重要な部分を簡単に見つけ出すことができます。このツールは、時間を節約しながら、効率的に会議内容を把握するのに役立ちます。

また、tl;dvは、録画した内容をチームメンバーと共有する機能も備えています。これにより、会議に参加できなかったメンバーも、重要な情報を逃さずキャッチアップできます。tl;dvを利用することで、会議のフォローアップを迅速に行なうことが可能です。

LINE WORKS AiNote

画像引用元:LINE WORKS公式

LINE WORKS AiNoteは、LINE WORKSと連携して使える音声認識ツールです。Zoom会議の音声を自動で文字起こしし、LINE WORKSのチャットに議事録を送信することができます。

さらに、AiNoteは、音声データの分析機能を備えており、会議の中でのトピックやキーワードを自動で抽出します。この機能により、会議の要点を簡単に把握することができ、効率的な議事録作成が可能です。LINE WORKS AiNoteを活用することで、コミュニケーションの効率を向上させることができます。

Zoomの議事録作成における注意点

Zoomを活用した議事録作成は便利ですが、注意すべきポイントがあります。この見出しは、Zoomを用いた議事録作成の際に押さえておくべき注意点について詳しく解説します。

最終的には人の目でチェックする

Zoomの自動文字起こしやAIを活用しても、最終的な議事録の品質を保証するのは人間の役割です。機械による文字起こしは便利ですが、文脈を理解したり、専門用語の正確な翻訳を行ったりするには限界があります。人間が最終チェックを行なうことで、誤解や誤字脱字を防ぎ、正確で信頼性の高い議事録を提供することが可能です。

議事録作成のための録画・文字起こしは慎重に

Zoomでの会議を録画し、文字起こしを行なう際には、プライバシーと法的な側面に注意が必要です。録画を行なう前に、参加者全員の同意を得ることが重要です。これは、個人情報の保護に関する法律や社内ポリシーを遵守するためです。

また、文字起こしを行なう際には、音声の質や話者のアクセントが結果に影響を与えることがあります。正確な文字起こしを得るためには、録音環境を整え、必要に応じて専門の文字起こしサービスを利用することも検討しましょう。

セキュリティとデータ管理に注意

Zoomでの議事録作成において、セキュリティとデータ管理は非常に重要な要素です。録画データや文字起こしの結果をどのように保存・管理するかを明確にし、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。データの保存場所やアクセス権限を適切に設定することで、不正アクセスや情報漏洩を防ぐことができます。
さらに、データのバックアップを定期的に行なうことも重要です。万が一のデータ損失に備え、クラウドストレージや外部ハードディスクを活用して、データの安全性を確保しましょう。

まとめ|目的に合わせて最適な方法を選ぼう

ここまで紹介してきたように、Zoom会議の議事録を作成するには、多様な方法が存在します。それぞれの方法には特徴があり、目的に応じた選択が求められます。たとえば、迅速な議事録作成を求める場合は自動化ツールが効果的です。一方、詳細な内容確認が必要な場合は、手動での確認が欠かせません。適切な方法を選ぶことで、会議の効果を最大化できます。

Zoomの機能や様々なAIツールを活用した議事録作成の取り組みは、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環としても重要です。

継続的に運用することで、デジタル技術の利点を最大限に活用し、業務効率化を図ることが可能です。組織全体でのデジタル文化の醸成にもつながり、長期的な成長を支える基盤となります。

また、もしAIによる議事録の自動作成だけでなく、さらなる業務効率化と生産性向上を目指すのであれば、次に注目すべきは「電子契約サービス」の導入です。
電子契約とは、従来の「紙と印鑑」の契約業務を電⼦化することで、作業時間とコストを⼤幅に削減することができる仕組みのことです。

【電子契約のイメージ】

クラウド型電子署名サービスを用いた電子契約のイメージ図

AI議事録が会議の「記録・共有」を効率化したように、電子契約は「契約締結・管理」をスムーズにします。

情報共有の迅速化と透明性を確保するためにAI議事録ツールが不可欠になった今、ビジネスのスピードをさらに加速させる電子契約は、まさに「新しい働き方のインフラ」として導入を検討すべき次の一手といえるでしょう。

この機会に、会議だけでなく、契約業務全体のデジタル化を進め、真の生産性向上を実現しませんか。
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この記事の監修者

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橋爪兼続

ライトハウスコンサルタント代表

2013年海上保安大学校本科第Ⅲ群(情報通信課程)卒業。巡視船主任通信士を歴任し、退職後、大手私鉄の鉄道運行の基幹システムの保守に従事。一般社団法人情報処理安全確保支援士会の前身団体である情報処理安全確保支援士会の発起人。情報処理安全確保支援士(第000049号)。

この記事を書いたライター

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業務改善プラスジャーナル編集部

業務改善は難しそう、大変そうという不安を乗り越え、明日のシゴトをプラスに変えるサポートをします。単なる業務改善に止まらず、組織全体を変え、デジタル化を促進することを目指し、情報発信していきます。契約管理プラットフォーム「クラウドサイン」が運営。

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