合意締結証明書APIリリース—エンジニアの「Day0」精神がつくる未来

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弁護士ドットコムが第三者として契約締結を証する「合意締結証明書」を、APIで取得できれば助かるのに。そんなお客様の声に「いま」応えるエンジニアのDAY0ミーティングの様子をお伝えします。

APIヘビーユーザーからのニーズに「いま」応える

クラウドサインは、お客様の契約業務に「スピード」と「安心」の2つをプロダクトのコアとして提供していきたい と考えています。

その「安心」を支える要素の一つとして、電子署名や認定タイムスタンプに加え、弁護士ドットコムが第三者として契約締結を証する「合意締結証明書」を提供しています。その法的位置付けについては、訴訟時の立証活動を支援するためにお客様にご提供している「訴訟サポート資料」の中でも解説があります。

電子署名だけでなく第三者として契約締結の存在を証する合意締結証明書

通常、この合意締結証明書は、クラウドサインのサービス画面から個別に契約を選択して都度ダウンロードしていただく仕様となっています。これについて、クラウドサインのヘビーユーザー様より、「API経由で、自社ストレージに自動的に格納できるようにしたい」といった声をいただきました。

今回、そのお客様の声に応えたのが、弊社エンジニアの吉田です。

合意締結証明書APIを開発した弊社エンジニア吉田

クラウドサインのエンジニアは、業務時間の20%を、日頃のミッションや上司からの指示とは関係なく自分の関心があるテーマに使ってよい、いわゆる20%ルールが認められています。吉田はこうしたユーザー様の声を耳にし、自ら率先して手を動かしすぐさま実装。

その成果を発表するミーティングでは、吉田から、いかにサーバー負荷や追加コストの発生を抑えながらこれを実現したかが共有されました。

DAY0ミーティングでの発表の様子

APIとして実装した副次的効果として、電子署名済みのファイルに加えて証明書も同時にメール配信できるようにするなど、今後の活用方法に広がりをもたせることもできました。

エンジニアの実験の場でもあるDAY0ミーティング

こうした、「いま、あしたを作ろう」というDAY0の精神は、クラウドサインチーム全員が大切にするVALUEの一つ です。

ただし、お客様の具体的なニーズに応えるばかりがDAY0ではなく、もっと実験的な取り組みも自由に行ってよいことになっています。たとえば、Twitterでバズっていた、「判子のお辞儀」マナーの話題がありました。

https://twitter.com/kabao_Sv18/status/1097941811895590912

これを見たエンジニアの桑原は、翌日、クラウドサインの模擬印影にお辞儀をさせる機能を作成。役職名によってお辞儀の角度を決定し、三角関数を駆使して自動描画する芸の細かさです(笑)。

役職名に応じてお辞儀の角度を自動調整するクラウドサインの疑似印影(α版)

ユーザーから求められたものをサービスにそのまま実装するのではなく、まず手を動かして作ってみて「その機能がユーザーの問題解決に本当に役に立つか?」を考えることができる のも、こうしたDAY0が奨励されているクラウドサインならではの特徴だと思います。

DAY0の精神でクラウドサインの未来を作る

最近クラウドサインにいただいたありがたいお声の中に、「視覚障害の方でも、きちんとご自身で電子署名ができた」とのお話 がありました。

視覚障害をお持ちの方は、第三者に契約の内容を読んでもらい、第三者に代理で署名・押印をしてもらう必要があります。しかし実際のところは、契約の相手方にそれをお願いせざるを得ないケースも少なくないそうです。もしその契約相手方に悪意があったら・・・と思うと、不安の大きさは図りしれません。

電子契約なら、視覚障害がある方でも自分のPCに読み上げをさせ、自分自身の操作によって電子署名を付与することができて安心、というわけです。

アクセシビリティの専門家太田から、クラウドサインのさらなるアクセシビリティ向上についての提言

ウェブサービスのアクセシビリティに関し、日本でのトップクラスの知見を有するエンジニアの太田からは、そんなエピソードの紹介とともに、まだ完全とは言えないクラウドサインのアクセシビリティ向上のための提言がありました。

こんなふうに、さまざまな志と個性をもったエンジニア達のDAY0精神によって、クラウドサインは日々運用され、皆様の期待に応えるべく改善を続けています。

(橋詰)