「コントラクトギルド」を結成し契約のリ・デザインを加速します

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慶應義塾大学SFC研究所リーガルデザイン・ラボ、株式会社THE GUILDおよび弁護士ドットコムの三者が、契約の未来を検討する共同研究を開始します。

▼ 弁護士ドットコム 慶應義塾大学SFC研究所リーガルデザイン・ラボ、THE GUILDと共同研究を開始
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80401/11747165/d04a/49fe/8840/c07579d4f49d/140120180405405609.pdf

紙、電子ファイル、クラウド、そしてブロックチェーンを用いたスマートコントラクトへと、人と人との合意を媒介する技術が進歩するにつれ、契約の方法や内容も変化の兆しを見せています。電子署名技術を用いたクラウド契約の認知が進み、活用されはじめていること、120年ぶりに民法(債権法)が改正されたことも、そうした変化の一つと捉えています。 当社では、「クラウドで契約をかんたんに」を実現したその先も見据え、21世紀にふさわしい契約のあり方について、法律だけでなく、デザインやテクノロジー領域の専門家を交え検討を深める必要があると考えました。そこで、慶應義塾大学SFC研究所リーガルデザイン・ラボおよび株式会社THE GUILDと「コントラクトギルド」を結成し、契約のリ・デザインを目指した共同研究を開始することで、その成果を事業だけでなく広く社会に還元して参りたいと考えています。

コントラクトギルドが目指すもの

生活においてもビジネスにおいても、契約という行為と、それを書面化した契約書が重要なものであることは、言うまでもありません。インターネット上での「利用規約に同意する」タイプの契約も、ますます締結の機会が増えています。

一方で、文字がぎっしりと詰まって読みにくく、言葉使いも独特な契約書・利用規約は、(弁護士や法務担当者のように仕事として読み慣れている方は別として)一般の方からはできればあまり関わりたくないものとして敬遠の対象とされているように思います。日本の契約書においては、これにハンコ(印章)という独特の慣習も加わって、特別な「儀式」としての印象はさらに強くなってしまっています。

たとえば契約書の製本・印紙貼付・押印といった面倒を解消し「締結」をかんたんにするという部分だけでみれば、クラウドサインも解決策の一つを提案しているつもりです。しかし、契約という行為全体を大きく捉え、そこでどんな問題が発生しているか、その問題はどういった手法で解決するのが良いかを検討するのは、私たちだけの力では手に負えない大きなテーマです。

そこで今回、法律面からだけではなく、デザイン、UI/UX、テクノロジーも含めて契約を広く捉え、その未来を一緒に研究してくださる仲間を募り、「コントラクトギルド」を結成しました。

慶應義塾大学SFC研究所リーガルデザイン・ラボと株式会社THE GUILDとの共同研究

コアメンバーとして、慶應義塾大学SFC研究所リーガルデザイン・ラボから水野祐弁護士に、株式会社THE GUILDから深津貴之さんにご協力いただけることになりました。クラウドサインからは、事業責任者の橘、デザイン&CSチームマネージャー佐伯、私橋詰を中心に、さらにテクノロジー領域については弁護士ドットコムのLegalTech Labとの連携も図ってまいります。

すでに、水野弁護士や深津さんを交えてミーティングを重ね、方向性や進め方について議論を開始しているところです。

まずはヒアリング・フィールドワークを地道に行って、現代の契約書や利用規約による契約が抱えている問題を丁寧に抽出し、お客様や読者の皆様を交えてオープンに意見交換をしていくところからスタートします。

なお、こちらの「サインのリ・デザイン」とは別に、noteの方で佐伯橋詰それぞれが“開発ブログ”的な投稿も随時行っていく予定です(来週以降、独自ドメインを取りnoteのマガジンとしてもまとめていきます)。そちらもぜひご覧いただき、契約のリ・デザインに皆様もご参加いただければ幸いです。

(橋詰)

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