人材業

全国5000件の建設プロジェクトに電子契約を活用

  • 2019年10月8日(火)
株式会社夢真
営業管理本部 部長 宇治野 帆二様

発送の手間がなくなり、印紙もいらないし、いいことしかない。

御社は大きな括りでは人材派遣業を展開されていますが、まずはその事業内容について詳しく教えていただけますか。

当社、夢真は人材派遣業ではあるのですが、人材が建設技術者に特化しているのが特色です。建設業界トップの人材派遣会社として、大手ゼネコンから小さな工務店様まで、企業数で言えば1800社ほどと取引しています。当社に在籍している技術者は約6000名いますが、その99%は何らかの企業に派遣中で、全体の95%を正社員が占めるという状況ですね。

ただ、求職者のなかで建設技術をもった人、建設について学んだ人はそう多くはありません。しかもこの人手不足の世の中で、さらに建築を志望する人はなおのこと少ないという問題があります。そのため、建設業界での経験がない若手を採用して、教育し、建設業界で通用する人材を育てていく、というのが当社のビジネスモデルです。

世界で見ると、人材派遣の比率は日本は低いんです。欧米は日本の倍の比率になっていますから、少ない日本はまだまだ伸びる余地はあると思っています。当社は正社員として派遣する形なので、仕事が切れることもありませんし、給料が止まることもありません。安心して働けるのも特徴だと思います。

株式会社夢真 営業管理部長 宇治野 帆二様

株式会社夢真 営業管理本部 部長 宇治野 帆二様

そうした事業のなかでクラウドサインはどのように活用していますか。

人材派遣業ということで、建設会社とのBtoB取引が基本なんですが、正確に言うと直接取引を行う相手は実は建設会社本社ではありません。建設会社の1支店の1部門が抱えている建設プロジェクトの、現場1つ1つがいわばお取引主体となっておりまして、そこと取引するんですね。現場をマネジメントしている所長さんと契約書をかわすことが多くて、いわば「Bto現場」になっているんです。

クラウドサインは、そういう現場ごとの所長さんに確認していただく人材派遣にかかわる重要事項説明の「確認書」のやりとりに利用しています。同時に契約書もかわしていますが、以前は確認書の回収率がかなり低かったんです。契約書はきちんとかわさないと建設工事を始められませんが、確認書は極端な話、サインしなくても派遣契約自体は進められますから後回しにされがちでした。どうすれば回収率を上げられるか考えていたときに見つけたのが、弁護士ドットコムのクラウドサインだったんです。

以前の回収率はどれくらいで、クラウドサインにしたことでそれはどのように変化したのでしょうか。

以前の回収率は5割程度でした。契約書は戻ってきたけれど確認書は入っていない、みたいな感じですね。戻ってくるとしても少なくとも1週間はかかっていました。ところがクラウドサインに変えてからは、回収率はほぼ100%です。営業事務担当者がクラウドサインから書類を送付した後に念のため電話連絡を入れると、すぐにメールを確認していただき、署名したものを戻してもらえます。かかっても1日か2日ですね。

確認書は軽視されることもあるんですが、お互いいざというときに会社を守れるものでもあります。何かトラブルがあったとき「そんな話は聞いていない」みたいなやりとりになってしまうのが一番悲しいですよね。でも重要事項説明の確認が済んでいれば、誤解することなく円満に解決することが可能になります。

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クラウドサインの利用頻度はどれくらいですか。

確認書をやり取りするのは契約時の最初の1回だけで、それでも1カ月に400~500件はあります。本社以外にも北は北海道、南は沖縄まで10拠点構えていて、現在のところ日本全国でトータル5000件以上の建設プロジェクトに関わっている計算になりますね。

クラウドサインの他にどのようなシステムを使っていますか。

名刺管理システムの「Sansan」、人材管理サービスの「カオナビ」を導入しています。私自身、新しいモノ好きですし、いろいろなクラウドサービスを活用していますが、そのなかでもクラウドサインが一番安価ですね。安すぎるんじゃないですか?(笑)

クラウドサインの活用は、今後どう広げていきたいとお考えですか。

本当はもっとクラウドサインを使いたいところがあります。当社では年間2000~3000人を採用していますが、その採用者に対して内定通知を送り、内定承諾通知をもらうところにもクラウドサインを利用すれば仕事が楽で早くなると思います。ゆくゆくは現場との契約書も電子化したいですね。発送の手間がなくなりますし、印紙もいらないですし、クラウドサインにすればいいことしかないでしょう?(笑)

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