インターネット業

API連携で申し込みフローの完全自動化に成功

  • 2017年7月11日(火)
株式会社grooves
経営企画室 田中 祐輔様、エンジニア 徳富 太樹様

API連携でアカウント登録から契約締結まで全て自動化できました。

貴社の事業内容について教えてください。

grooves(グルーヴス)は中途採用をお考えの企業様に対して、2つの事業を展開しております。全国約1,000名のエージェントに一括で人材紹介を依頼できる「クラウドエージェント」と、IT・Webエンジニアに様々な視点からアプローチを行い、採用支援を行う「Forkwell」を提供しております。

クラウドエージェント」では、全国の人材エージェント1,000名に依頼して人材のサーチをする際、首都圏はもちろんのこと日本全国隅々までサーチが行き届きますので、『今まで採用できなかったポジション』や『更に採用を加速させたいポジション』などの採用に強みを発揮します。特に最近は、首都圏以外の地域にある企業様の採用支援ケースも増えてきておりますので、中途採用にお困りの企業様は一度 Webサイトをご覧になってください。

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全国約1,000名のエージェントに一括で人材紹介を依頼できる「クラウドエージェント」。
各エージェントが独自にアプローチするので、リーチできる人材の領域が桁違いに広い。

Forkwell」は、エンジニア目線で作られた各機能でエンジニアの採用をサポートしています。『エンジニアとリアルに会えるイベント機能』や『エンジニアが受け取って嬉しいスカウト機能』など、続々とリリースしております。皆さんエンジニアの採用には苦労されている状況ですので、まずは複数選択肢の一つとしてお試し頂ければと思います。

今回は、「クラウドエージェント」において、求人企業様と弊社間で結ぶ契約の部分で、クラウドサインの利用を開始いたしました。

 「クラウドサイン」導入前はどのような方法で契約締結をしていましたか。

弊社は「クラウドエージェント」事業で人材紹介基本契約書を締結しています。
クラウドサインの導入前は一般的な紙の契約書で締結していました。ドラフティングが完了したら、紙の契約書を2部印刷、製本し、封筒に入れて郵送、相手に記名捺印したものを1部返送してもらうというフローでした。さらに契約締結後は契約書の原本およびPDFデータを保管をしていました。

 どうやって「クラウドサイン」を知りましたか。

初めは弁護士ドットコムのリリースでクラウドサインという電子契約サービスを運営していることを知りました。また他の企業様からもクラウドサインを導入しているという話をよく耳にしており、とても興味を持っておりました。
かねてより弊社内からも弁護士ドットコムが出してる電子契約サービスがいいのではという話が出ていたので、導入の話を進めていました。

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経営企画室 田中 祐輔様、エンジニア 徳富 太樹様

 なぜ他のツールではなく、「クラウドサイン」を選びましたか。

弊社がクラウドサインの導入を検討し始めた頃には既にクラウドサインの導入社数がかなり伸びていたのと、圧倒的に話題となっていたためクラウドサインを選択しました。

調べていく中で海外には近しいサービスがあることも知りました。ですが、契約締結先の大半が国内の企業様であることを考えると、日本のサービスであることや、弁護士ドットコムが運営しているという安心感が非常に重要だったので、それらを重視しました。

また、APIが提供されていて自社のサービスに組み込むことができるという点も弊社にとってクラウドサインを導入する大きな決め手になりました。

 「クラウドサイン」を導入した後の業務の流れを教えてください。

弊社の「クラウドエージェント」のお客様向けの申し込みフォーム、社内の顧客管理システム、そしてクラウドサインをWeb APIで連携させました。そのことによってお客様のお申し込みから契約書の作成、契約締結を全てWeb上で、しかも従業員の煩雑な作業等を一切排除して、完全に自動で完結させることができるようになりました。

また、クラウドサインを導入したことでWeb上でアカウント登録、契約、求人の作成、募集の開始という工程をお客様自身で進めてもらえるようになりました。
質問があった場合もチャットサービスで対応しているので、カスタマーサポートもWeb上で完結します。

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Web APIで連携させたことにより、必要項目を入力すると「クラウドエージェント」上で自動で契約書が作成される。

「クラウドサイン」導入によってどのような効果がありましたか。

クラウドサインを導入したことでよりスピーディにサービスを提供できるようになりました。
導入前は契約締結時だけ人が介在していてそこで一旦流れが止まっていましたが、今では全部Web上で完結させることができます。
アカウント登録から求人者の情報を入力し、契約締結をして完了通知を受け取るまでこちら側で説明することなく完了するため、弊社のみでなくお客様にとってもシームレスな体験を提供できています。

「クラウドサイン」の便利な点、気に入っている点があれば教えてください。

何より、APIを使って自社のサービスに組み込むことができたのが良かったですね。

クラウドサインのAPIは標準規格であるOpenAPIに基づいて設計されているので非常にわかりやすく、導入にも時間がかかりませんでした。

仕様書もSwaggerHubでホストされており、プログラムを自動生成して軽く修正するだけで試せました。そのため、開発に要した期間も1〜2週間程度で済み、非常にスムーズに導入できました。

「クラウドサイン」に対して、取引先の反応はいかがですか。

取引先の反応はこちらでは把握できないのですが、とてもスムーズに契約締結まで完了しています。

例えば、ITに触れる機会が比較的少なそうな業種のお客様、首都圏のお客様、その他の地域のお客様でも、登録を開始して1分以内に締結していることが多々あり、弊社側でもとても驚いています。

APIで一連の流れにクラウドサインを組み込んでいるので、弊社のサービスへの質問はありますが、クラウドサインについては特に質問もなくすんなり受け入れられています。

その他に懸念はありましたか。導入したところ、どうでしたか。

電子契約は契約としてきちんと成り立つのかと、もし裁判した場合に電子契約では負けてしまうのではないかという懸念はありました。
しかしきちんと説明を聞き、クラウドサインで契約が成り立つことが納得でき、弁護士ドットコムさんが運営しているということで法律面でも安心することができました。
クラウドサインはAPIを使って自社のサービスに組み込むことができるので、契約の工程で分断されることがありません。
より多くの会社がAPIを使ってクラウドサインを導入し、便利になっていけばいいと思っています。

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