他社サービスとも比較し迷いましたが、決め手は営業担当者のレスポンスの速さと技術的な拡張性の2点でした
貴社の事業内容について教えてください。
弊社 株式会社リブセンスは、人材領域、不動産領域、医療領域でインターネットメディアを運営する企業です。
「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンを掲げ、世の中に常識として定着するサービスを開発し、長くお客様に使っていただけるようなWEBサービスを開発することを目指しています。
どのような契約でクラウドサインをご利用いただいていますか。
弊社の主力サービスである「転職会議」から派生した様々なサービスの中に、企業向け求人サービス「転職会議BUSINESS」があります。このサービスをご利用いただくお客様との契約で、クラウドサインを利用しています。
クラウドサインをご検討いただいた経緯を教えてください。
弊社では、営業部門が経理や法務に書類を回す際に、必要な入力項目に抜け漏れがないかをチェックする営業サポート部門や、初めて弊社サービスをご利用いただくお客様を、電話やメールなどでサポートをする部門があります。
これらの部門は、営業とは別の建物や地方のオフィスで運営し、Slack(ビジネスチャットサービス)を通じたコミュニケーションを行っています。お互い離れた環境にいてもクラウドサービスを使って同じ書類をいつでも見られるようにしたい、そういったニーズがありました。
当時、私はエンジニアとして入社してからまだそれほど経っていなかったのですが、請求や契約の電子化・効率化に向けた検討プロジェクトにアサインされました。プロジェクトが始まってから2ヶ月を目処に選定するだけでなく運用も開始したいという要望があって、かなりタイトなスケジュールになりました。
かなり具体的な、お急ぎの事情があったのですね。
営業体制をさらに強化するための立ち上げに合わせ、電子契約や請求システムを導入できればということでした。
実際は2ヵ月で導入とはならず、4ヵ月ほどかかりましたが、クラウドサインの営業担当者Cさんには、大変スピーディに対応していただいて助かりました。
他社の電子契約サービスともかなり具体的に比較をしていただいたそうですね。
クラウドサインを含めて合計5社から提案をいただきました。
まず、弊社ではWindowsとMac双方からユーザーがOSを自由に選びますので、どちらか一方のOSしか対応できないサービスは採用できません。さらに、電子証明書を用いた電子契約サービスも検討しましたが、契約の相手となるお客様に電子証明書を入手していただくのは実際には難しく、コスト面も合わないという判断になりました。
そのような判断基準で、OSを選ばないクラウドベースのサービス、かつ電子証明書が不要なサービスという点から、クラウドサインともう1社が候補に残りました。
正直なところこの2社でかなり迷いました。最終的には先ほど申し上げたとおり、営業の方のレスポンスの速さが印象的だったのと、技術的な拡張性が決め手となって、クラウドサインに決定しました。
白川様はエンジニアでいらっしゃいますが、クラウドサインの「技術的な拡張性」というポイントについて、どのような点を具体的に評価いただいたのでしょうか?
最終的には、他社のデータベース、特にkintoneとの連携が充実していた点ですね。やはりWebインターフェースでユーザーにわかりやすいとは言っても、お客様に何度も同じようなデータを入力していただくのは申し訳ないと思います。kintoneのようなデータベースとの連携は欠かせません。
もう1点は、APIがSwagger(API仕様を定義するフレームワーク)で公開されていたところを評価しました。エンジニアから見ても、クラウドサインが提供するAPIはシンプルなAPIで扱いやすいと思います。
ありがとうございます。弊社のエンジニアチームは、Webサービス企業から転職してきた者も多く、良い意味での「Web屋」としてのプライドをもって開発に取り組んでいます。
クラウドサインのサービスの作りを見ると、それがよくわかります。
もう1社さんは、APIの作り込みがまだ未完成な状況であった一方で、クラウドサインは自由度が高く、将来の拡張も見込めたのが決定的なポイントになりました。