エンターテインメント業インターネット業

「請求」と「契約」をクラウドで一元化

  • 2018年2月2日(金)
株式会社マイネット 取締役 コーポレート本部長 村兼 躍様
株式会社マイネット 執行役員 猿渡 重雄様

kintoneとの連携で、業務時間と負荷が2分の1以下に。特に外国在住クリエイターとの請求・契約管理で、抜群の効果が出ています。

貴社の事業内容について教えてください。

私ども株式会社マイネットは、オンライン化の転換が急速に進むゲーム市場で、「ゲームサービス業」という新たな業態を創造しています。ゲームメーカーが制作したタイトルをM&Aにより仕入れ、独自の運営ノウハウと、相互送客の仕組みも取り入れバリューアップし、長期運営を行っています。

クラウドサイン導入を前に、解決すべき課題がはっきりしていらしたとお伺いしています。

M&Aにより他社さまからゲームタイトルの移管を受ける際に、それまでそのゲーム開発に関わっていたクリエイターのみなさまとの契約を、改めて締結し直す必要があります。

クリエイターさんにしてみれば、私どもの都合でもう一度契約を巻き直さなければならなくなります。多い時は一気に80契約近くを移管することもあります。多数の取引先に郵送代、印紙税、そして手間もおかけしてしまう。外国に在住の方や個人の方も多い。さらにそのあとの請求書発行業務もある。これは両方とも電子化をしなければ、とてもではないけれど業務が回せませんし、取引先にも迷惑をかけてしまう…そうした課題が明確にありました。

そういった事情で、請求書発行と契約締結の両方をうまく電子化できるサービスをしばらく探したのですが、これ、というものに出会えなかったのです。

そこで、弊社営業にご相談いただいたのですね。

はい。あきらめて、請求書と契約書それぞれ別々に電子化しようと思い、たまたま検索か何かでクラウドサインという電子契約サービスがあることを知り、相談してみました。

すると、契約書の電子化について機能的にほとんどの課題が解決できることがわかっただけでなく、kintoneと連携して帳票作成と契約管理の一元化が可能になる「クラウドサイン#MAKE」というサービスがあることも、紹介していただきました。

実際使ってみて、特に、海外のクリエイターさんに対する請求・契約事務スピードと、コミュニケーションの手間がなくなったのは、予想以上に助かっていますね。紙を国際郵便でやりとりするのと違い、今どこでストップしているかの進捗も追跡できるようになりましたし。

海外のお客様にも受け入れられているのですね。

クラウドサインは多言語対応してますし、さらに受信者側はサービスへの登録作業も不要です。他のサービスですとIDパスワードを登録してもらったり、利用料を負担してもらう必要があったりするものもありますよね。そういうことを海外の取引先様に説明したり、負担を強いる必要がないのは、とても大きいメリットだと思います。私どものコストの問題だけではないですから。

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取締役 コーポレート本部長 村兼 躍様(左)、執行役員 猿渡 重雄様(右)

課題解決のお役に立てて何よりです。

最初はあきらめかけていたんですけれども、このサービスに出会うことができたのは幸運でした。

クラウドに一元管理できるのは本当に便利だなというのは、使えば使うほど強く感じます。たとえば、請求書業務の傍ら、それを契約書と紐づけるために、実務担当者が長大な契約管理表をExcelで作成し、法務担当者に原本を引っ張り出してもらって・・・といった、聞いているだけでも大変な手間が発生していました。これが、kintoneとクラウドサインの連携によってすべて解消したと報告を受けています。担当者も非常に喜んでいます。

他のサービスと比較検討はされましたか。

請求書管理システムと合わせていろいろ見比べたものの、電子契約では他のサービスでは当社の運用に合うものと巡り合えませんでした。クラウドサインは弁護士ドットコムのブランドと安心感がありましたし、選択するのには躊躇もありませんでしたね。

最後に、今後、こんな使い方をしていきたいといった展望がございましたら、ご教示ください。

グループ全体に展開をしていきたいと思います。子会社がいくつかありますので、それぞれが利用するクラウドサービスを統廃合し、本社と同様のkintone+クラウドサインに一本化しようと考えています。これを実現するためにも、過去の契約書をファイル化したものをクラウドサインに簡単に取り込めて、検索も一元化できるようにしていただきたいなと思います。現在準備中と聞いてますが、ぜひお願いします。

具体的かつ切実なご要望をいただき、身の引き締まる思いです。本日はありがとうございました。

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