インターネット業

月額1万円の電子契約を採用しない理由がない

  • 2018年7月27日(金)
株式会社猿
代表取締役社長 山本尚宏様

社長業に集中するための貴重な時間を捻出する、そのために電子契約サービスを買っている感覚です

貴社の事業内容について教えてください。

デジタルマーケティングを主としたインターネット広告事業をメインとしています。

大手法律事務所さんのデジタルマーケティングを8割くらい弊社で担当させていただいています。リスティング広告の運用やコンテンツマーケティングのお手伝いもしており、オウンドメディアの運営なども担当させていただいています。

御社名の「猿」はインパクトがありますね。

僕は豊臣秀吉が好きなんですよ。秀吉を描いた司馬遼太郎の小説『新史太閤記』には、秀吉のあだ名「猿」という言葉が頻繁に出てくる。そこから「猿」という言葉に親しみを持ってしまって(笑)。

秀吉は、織田信長に一生懸命に尽くして出世して行きます。だから僕も秀吉を真似て、「クライアントの役に立てること」を徹底的に考えて取組みました。すると業績が伸びた。そこで、起業する際に社名を「猿」とすることにしました。

豊臣秀吉にインスパイアを受けた社名「株式会社猿」

クラウドサインをご検討いただいた経緯を教えてください。

僕は大学を中退してフリーターをやっていました。「そろそろ仕事をしないとまずい」と思い、法律系の資格を取得することにしました。そこから法律事務所で働くことを考え、弁護士会リストの一番、最初にあった弁護士法人法律事務所オーセンスに応募しました。すると運よく事務員として採用。そこから法律に詳しくなり、当時弁護士ドットコムの社長でもいらした元榮太一郎先生とも親しくさせていただくようになりました。

独立後、元榮先生から「今度、こんなサービスをスタートさせるよ」と教えていただいたのがクラウドサインでした。聞いたとき「便利なサービスだな」と思い、サービスインしたころから利用させていただいています。スタート時よりUIもよくなっていることを実感します。

どのようにクラウドサインをご利用いただいているのでしょうか?

僕は会社を3社持っていて現在、15名前後の社員がいますが、毎月1名くらいのペースで採用活動をしています。また、新規の顧客も毎月増えています。そうすると毎回、雇用契約書やNDA(秘密保持契約)、契約書を作って交わすのもかなりの手間となります。でも、クラウドサインなら一瞬で終わるので助かっています。

かんたんで早い、という点に加えて、ベンチャー企業にとってはいつでもクラウドでアクセスでき、物理的な保管場所を取らないというのがメリットとして大きいですね。契約書と毎日にらめっこしているわけではないですが、たまに見返すことはあって、そんなときに探し出すのもひと苦労です。しかも、数年にわたって保存しておかなければならないので。

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株式会社猿 代表取締役社長 山本尚宏様

ちょうど6月から、更新日や契約終了日の前にアラートを出す機能も追加しました。

業務委託契約を結んでいる会社との自動更新の期間がどれくらいだったかを確認するときなどに見返すことがあります。

アラートを出す日も任意に設定できるのですか。それは知らなかった。これから活用してみたいと思います。

ところで、月に10数件ですとフリープランの利用をギリギリ超えてしまうラインですが、月額1万円のスタンダードプランは御社にとってコスト高にはなりませんか?

いえ、ぜんぜん安いと思っています。

先ほど挙げたような便利さに加えて、少人数のスタートアップやベンチャー、起業したばかりの会社は契約などの事務処理をするスタッフを抱えられません。いたとしても、重要な情報が詰まった契約書の作成は、社長自身が対応しないといけないケースが多々あります。これが楽になるだけでもとても大きいと思うんです。

僕は社員数が10名ほどの会社なら社長の1時間あたりのコストは3万円くらいと試算しています。なので、契約の事務処理に1時間かけるより、月額固定費用1万円のクラウドサインを導入した方が割安です。サービスを買っている、というより時間を買っているようなイメージです。

電子契約の相手方となるお客様の反応はいかがでしょうか?

先ほど言ったように、僕はある程度の法律の知識を持っているので、こうしたクラウド型の電子契約が「法律的に問題ない」ということは理解できます。

でも、一般的なお客様にとってはクラウドサインが簡単すぎるので、逆に不安を感じられる方もいらっしゃるようです。それでも、説明すると「これでいいんだ」と納得していただける方は多いです。

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今後のご要望や活用プランをお聞かせください。

希望としては、契約書の内容が間違っていないか、確認したいんだけど弁護士に頼むまでもない、といったときに瞬間でチェックしていくれるような機能があればいいですね。Wordの文字チェック機能のように問題だと思われる個所が赤字になって、他の候補がコメントされていたりすると便利ですよね。

クラウドサインとは離れますが、社長自身が法律のことを学ぶことは重要だと思います。法律トラブルでなにが起こるかわかりません。戦国時代は剣と刃で戦っていましたが、いまは法律の知識がないと戦えない。今の時代に秀吉が生きていたら法律の知識を武器にしていたと思います(笑)。

クラウドサインを導入する前は契約書を作ってプリントアウトしてハンコを押して、というローテックな作業をしていました。ベンチャーではそういったことも社長業の一つにならざるを得ないからです。でも、クラウドサインのおかげでその時間を削減できるようになった。

契約書の数が多くなくても、社長の貴重な時間を事務作業から解放し、本来やるべきところに注力できると考えれば、導入メリットは大きいはずです。

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